平穏な日々に突然襲ってくる交通事故。さて、皆さんはまずどう行動しますか?
国土交通省では、自賠責保険および交通事故被害者救済対策に関するサイトを公開しています。
最近では、弁護士費用を負担してくれる保険も登場し手厚くサポートしてくれる様になりましたが最初の手続きは自力で行う必要があります。
慌てず次の手順で行動しましょう。
国土交通省ホームページから
交通事故対応マニュアル
- ①警察へ届ける
- ②相手を確認する
- ③目撃者を確保
- ④自分でも記録
- ⑤医師の診断
具体的には次の様になります。
①警察へ届ける
加害者から警察へ届ける義務がありますが、被害者から届け出る事も必要です。
また、仮渡金の請求などで必要となるため早めに
自動車安全センターから交通事故証明の交付を受けましょう。
交通事故証明を受けるための手順はこちらの記事の最後に記載してあります。
参考になさって下さい。
②相手を確認
🌟加害者の住所、氏名、連絡先
🌟加害者が加入している自賠責保険、自転車保険の会社名、証明書番号
自賠責保険は強制加入ですが、稀に入ってない加害者や無免許運転で、保険が使えない場合があります。その場合は、国から賠償して貰える制度がありますので調べて見て下さい。
🌟加害車両の登録ナンバー
🌟勤務先、雇用主の住所、氏名、連絡先(勤務中の場合)
会社の社用車での事故には、勤務先や雇用主の連絡先が必要になります。
③目撃者の確保
トラブルとなった時には第三者の意見が重要になります。
通行人などの交通事故の目撃者がいれば証言をメモしましょう。
また、氏名、連絡先を聞いておき必要なら証人になってもらいましょう。
④自分でも記録
記憶は薄れるもの。
🌟現場の見取図
🌟事故の経緯
🌟写真
などの記録を残しておきましょう。
記録は賠償交渉終了時まで残しておけば安心です。
⑤医師の診断
その場では軽傷でも時間が経てば意外と怪我の程度が重かったという場合もあります。
できれば、1週間以内には受診しましょう。
1ヶ月経過して症状を訴えて受診する方もいますが流石に事故との因果関係を証明できません。
仮病と疑われない為にも、早めの受診をおすすめします。
自動車安全運転センター電話番号☎
交通事故証明申請方法
🌟自動車安全運転センター事務所
🌟警察署
🌟交番
🌟駐在所
🌟損害保険会社
などで申請書をもらい必要事項を記入の上、申請書を提出します。
申し込み方法は、郵送、窓口、インターネットによる方法もあります。
ここまでが交通事故にあってから受診するまでの流れになります。
くれぐれも、症状があれば受診はお早めに。
参考文献 国土交通省ホームページより
あとがき
先代から開業してはや57年になります。たくさんの交通事故に関わってきましたが、かなりの割合でトラブルになっています。トラブルを防ぐには
🌟警察に届ける
🌟受診は早めに
この2点を押さえるだけでかなりのトラブルを防げます。
受診が遅れる事で後遺症と事故の因果関係が薄れていきます。最近は弁護士費用を特約に付けている方も多くなっています。しかし、いくら弁護士にお願いしても事故から時間が経ってからの後遺症治療は難しくなってきます。
とりあえず受診した時には無症状でも時間が経ってから症状が出る事もあります。その場合は、後遺症治療もし易くなります。
この様に、少しポイントをおさえておくだけでトラブルを未然に防ぐことができます。
ご参考になさって下さい。